愛空スティック

~幸せの黄色いコマンド~

スポンサーサイト

--,--,--,(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

泣くなら、今だ。(7/14)

2007,07,29,(Sun) 11:42:53

泣いたね、大いに泣いたね僕ァ。
ヘルメットの中、大洪水だね僕ァ。
さすがのお天道様もそれにつられてか、大泣き。

いや、泣き止んでくださいよ。
あなたの涙のせいで僕めっちゃモイスチャーなんですよ。
…ちゃんと聞いてるんすか?…あ、なに雲に隠れてんすか!ちょ、ちょ待ッ…!!




----------------------------------------
舞鶴までノンストップで行きました。
お腹が減ろうがノンストップ。
尿意をもよおそうがノンストップ。(この雨だしへっちゃら☆)
だってこんなぐしょぐしょでコンビニとか行きたくないもん。
僕がコンビニの店員で、こんな台風の中ぐしゃぐしゃのライダーが入ってきたら即通報。
ここがテキサスだったら即発砲。そんな一触即発の状況を招きかねない場所に立ち寄れるはずもないじゃないか。濡れて可愛いのはチワワか熱湯コマーシャルの優香くらいなもんだ。

しかし普段の僕の行いが良過ぎるのか、舞鶴港目前にして雨が止んできた!きた、きたよこれ!どうせならもっと前から止んどけよっていう憤りも感じないわけではなかったが、それは普段の僕の行いが悪すぎるせいだろうと自分に言い聞かせた。
フンフフーーン♪
フン…フンフッ!フン…ンフフ?
ン…フウンフ!?ンフンフンフフン???
…フッフーンフンフンフ♪
自然と鼻歌も出るってもんです。
あ、そういえば三脚もってくるの忘れてるな。一人旅だしやっぱいるかなー。デジカメの電池の充電も出来るか不安だし、エネループを買い足しておくか。あーこんな時に、カメラのキタムラでもそこらへんに…
……!!
あった!あったよママ!やっぱ普段の行いが良(略




----------------------------------------
ふぅ、雨も止んできたし装備も整ったし、これはいい未来に向かっているな間違いない。でも合羽はまだ一応着ておくか、うん。
さぁて、フェリーまでまだだいぶ時間もあるし、どっかでご飯でも食べて…

「慎吾ォ!」

ん?

「慎吾ォオ!?」

んん??

キタムラの駐車場で出発の準備をしてると、何やら外国の方が僕に向かって「慎吾」「慎吾」と語りかけてくる。どうやら外国の方の目には僕がSMAPeの葉取慎吾に見えるようだ、やれやれ参ったな。
しかしその熱い眼差しはどうやら僕のバイクであるSRに向けられているということがSMAPoの間取慎吾似の僕にはすぐにピピーンときた。
「慎吾」ではなく「シンゴォ(Single)」と言っているようだ。

え、え?てか何?何ですか?
シングルとは僕のバイクであるSRのエンジンのシリンダーが一つだけであることから単気筒(シングル)と呼ばれるジャンルに属しており、シングルのエンジンは多気筒に比べると比較的シンプルで、整備もしやすく、さらにSRは空冷なのでその造形美は素晴らしいものであると僕が思っているシングルのバイクですが、いったい何ですか?


…ふむふむなるほどナルホーード。
どうやら日本語がほとんど通じないということがよくわかった。
そして生憎、僕に英語はほとんど通じないということも解っていただけたようだ。(今までの無意味な学生生活を返せッ!)
そしてなにやらポケットに手を入れて何かを取り出し…!!





拳銃
・・・・・・・!!

なんと出てきたのはバイクの写真がズラッと並んだお洒落な一枚の名刺。
…ふむふむなるほどナルホード。
『やぁ!いいバイクだね!僕もSRは大好きで、SRをメインにしたショップをやっているんだ!』
みたいなことがニュアンスで伝わってきた。さらに
『実はすぐ近くにそのショップがあるんだ。よかったら見に来るかい?』
みたいなことも伝わってきた。


怪しい。

実に怪しいですぞこれは。


確かに名刺もちゃんとしたものだし、人柄もすごくよさそう。
でもママが知らない人について言っちゃダメって言ってたし、そしてなにより知らない人というか言葉すら通じない。
よし、ここは丁重にお断りしよう。なんて言えばいいか分からないけど、誠意をもって接すればきっと通じるはずさ!



5分後、僕は彼の車の後を走っていた。
「SR乗りに悪い人はいないよ!」
生前、あいつがよく言っていたその一言を、僕は信じてみたくなったんだ。あいつって誰か知らないけど。



スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。