愛空スティック

~幸せの黄色いコマンド~

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恐怖体験。

2005,08,31,(Wed) 22:10:12

怖い話をしていると、霊がそこに集ってくるとよく言いますよね。

先日の日記でも書いた「再生ボタン」
これを読んでいるうちに、どういったわけか子供の頃に体験した色んなことを思い出しました。

幼い頃にはとても不思議に思えたものであっても、大きくなるにつれてさほど不思議に思わなくなってしまうものも沢山あります。

それは色んな真実を知ってしまうからなのか、それとも不思議と思える心を遠い昔に置いてきてしまったのか。
そういったことはわかりませんが、今日は今でも不思議に思えている奇妙な体験を語りたいと思います。

そういいつつ先に断りを入れるのですが、この話は読まない方が賢明だと思われます。
正直、僕自身も書かないでおこうか、と迷いました。
しかし長年僕の胸に引っかかっているこの気持ち悪さを取り去ることが出来たら、いや、自分の納得のいく結論を出すことができればと思い、書く事にしたのです。
もし読まれた後に、気分を害するようなことになっても責任は負いかねますのでご了承ください。





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僕がこのS県に引っ越してきたのは3歳の頃でした。
(ここも十分田舎だけど)それまではK都のある寂れた処で暮らしていました。
トイレが家の中でなく庭にある古い家だったので、怖くて夜には一人でトイレにいけず、いつも我慢して親に怒られたものです。

家の裏手はすぐ森(というには小さいけれど)に通じていました。
トイレを怖がるような幼い僕は、何故かその森に対しても畏怖とよべる感情を抱いてました。
夜は確かに不気味でしたが、木が林立して薄暗かったというわけでもなく、昼間は木漏れ日が差し込み、虫の鳴き声が聞こえる、ごく普通の森でした。
何故その森がそんなに怖かったのか理由はわかりませんでした。

しかし物心ついて、大人達が話す内容も大分わかるようになってきた頃のことです。
その森について、ある噂を聞きました。

その森には古びた蔵が一つ建っているというのです。
何故そこにあるのか、いつ建てられたのか、そして何が収められているのか。
誰も知らなかったようです。
大人たちはその蔵のことを単に「森の蔵」、あるいは「森蔵」と呼んでいました。

そんな噂、好奇心旺盛な子供達が放っておくわけはありません。
中に何が入っているのか、皆知りたくて仕様が無いようでした。
しかしいつまでたってもそれを確かめようとする子供はいませんでした。

それはまた違う噂のせいで確かめられなかったのです。
その蔵の前には、いつも人影があるというのです。
色んな目撃証言はあったのですが、どの証言にも共通して言えることは
「老人だった」「薄汚れた濃い緑色の服を着ている」「無表情だった」
ということです。

「蔵の番人だ」と言う人がいました。
「森の精だ」と言う人もいました。
大人達はそれのことを「樹古老」と呼んでいました。

僕ら子供達は、その得体の知れない老人の噂が妙に怖くて、蔵に近づけなかったわけです。


しかしある日、僕が一番親しくしていたEがこう言うのです。
「ねーじゅたろう。モリゾー(森蔵)見に行こうよ!」
彼女は怖いもの知らずで有名でした。
しかし噂を信じきっていた僕は震えながら
「でも…あそこにはキコロ(樹古老)がいるじゃないか…」
「だいじょうぶだって!いっしょなら怖くないって!」

そういって僕は手を強引に引っ張られ、森に入ってしまったのです。
まだ太陽が昇りきらない時間だったので、森の中も比較的明るかったです。
そのせいか、僕は意外にも平気でした。
しかし軽い足取りで進む僕とは対照的に、Eは何か底知れぬ存在に怯えるようにガタガタ震えていました。
「もう帰ろうか?」
と言うと
「これからじゃん?」
とEは強がりを言っていました。

そうこうしているうちに目的の蔵が見えてきました。
蔵の前には噂どおり、人影が見えました。
ただ、噂と違っていたのは緑色の服ではなく、皮膚が緑色だったのです。
そして無表情とはほど遠く、僕らの姿を見て怒りに震えているようでした。

その姿を見て、急に恐ろしくなった僕は振り返って逃げようとするも、足がまったく動かなかったのです。
樹古老はゆっくりと僕たちの方へ歩み寄り、顔を近づけ、こう叫びました。


















pi!



ね、読まなかった方が良かったでしょ?
我ながら酷ェなこれは…
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